保護者の方へ 早稲田大学の入学時にかかる費用


STEP2 早稲田大学の入学時にかかる費用
ここでは早稲田大学の入学時にかかる費用について、実際にどのくらい必要になるのか見ていきましょう。 ※「早稲田大学の学費一覧」はこちらからご覧いただけます。
入学手続き、まず必要なのは入学金相当額
大学に合格して次に必要となるのが「初年度納付金」です。合格しても指定期日までに納めなければ入学は認められません。初年度納付金の内訳は入学金・授業料・施設設備費・実験実習費・諸会費などですが、このうち入学手続き時に納入するのは入学金と前期分の学費というのが一般的です。
早稲田大学では、他大学と併願している受験生のために、入学手続きを2段階に分けています。1次手続きで入学金相当額を「登録料」として納入し、2次手続きで学費・諸経費(春学期分)を納入します。
もし、これらの入学手続きをすべて済ませた後でやむを得ない事情で入学を辞退する場合、学費・諸経費(春学期分)のみ返還の対象となります。詳しくは、合格者宛に郵送される「入学手続の手引き」に掲載されます。
併願校同士の手続き期間の確認も忘れずに
大学への納付金についてもう一つ気にかけておきたいのは入学手続きの日程です。試験日程の関係で必ずしも早稲田大学の合格発表が最初になるとは限りません。早稲田大学の合格発表前に、志望順位の低い大学の合格が決まり、入学申込金を納めなければならない事態が往々にして発生します。
できれば無駄の出ないよう併願する受験校を考えたいものです。そのためにも、受験大学の合格発表・入学手続きの日程をしっかりと確認し、入学申込金の支払いも一回で済むような受験プラン(※)を組むようにしましょう。 ※「私の早大受験レポート」では、早稲田大学合格者が実際に受験した併願大学を掲載しています。
気になる初年度納付金
それでは、実際に初年度納付金はどれくらいの金額になるのかを見ていきましょう。
早稲田大学の初年度納付金(※)は、法学部の117万700円や先進理工学部の174万9000円など、学部・系統によって大きく異なります。内訳は下記のとおりです。 ※2019年度入学者用の初年度納付金です。
- 法学部
入学金20万円、授業料96万円、設備費・実習費・諸会費等1万700円
- 先進理工学部
入学金20万円、授業料144万6000円、設備費・実習費・諸会費等10万3000円
文系は実験や実習が比較的少ないため安く、理系は高度な実験・実習を行うために学費は高くなっています。
一方、国立大の場合、初年度納付金の標準額は81万7800円となっています。内訳は入学金が28万2000円、授業料が53万5800円です。
私立大学の初年度納付金は、ここ数年はほぼ横ばいとなっています。ただし、スライド制(消費者物価指数などに応じて額が変動)を採用する大学も多く、在学中に授業料が変動する可能性もあります。子どもの大学進学にあたっては、卒業までを見越してしっかりした資金計画を立てる必要があります。
早稲田大学入学時の住宅関連費用
自宅外通学の場合、このほかに住宅関連費用(家賃・敷金礼金・生活用品費等)が必要となります。
下宿生の住まいは地域によって、その家賃や設備に差がありますが、マンションまたはアパートで8畳程度の洋室/バス・キッチン付きといったものが一般的です。
早稲田大学の合格発表から入学までの限られた時間に加え、慣れない土地での住まい探しとなると、満足できる住まいを確保するのはなかなか難しいのが実状のようです。子どもを恵まれた住環境で生活させたいのは当然のことですが、設備のよいところは家賃もそれなりにかかります。
家賃の額はその後の仕送り額にも大きく影響しますので、家庭の経済事情を踏まえ、親子ともども納得できる物件かどうかよく相談して決めたいものです。
このほかにも、入学式の関連費用(スーツなど)や教科書・教材費などでもお金が必要となります。こういった、大学への納付金以外の費用についてもあらかじめ算出しておくとよいでしょう。
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