早大合格者の過去問活用法(文系・教育学部)
早大入試
早稲田入試に役立つ過去問研究
- T.T さん
- 教育学部社会科地理歴史専修
千葉県立柏高校 出身
2017年度 河合塾 柏校 在籍
過去問研究は、入試に向けてかなり有効な対策の一つだと思います。過去問を解くと、より具体的に入試のイメージが湧きます。今回は、過去問の効果的な使い方をお話しします。
夏休みの初めに過去問で出題傾向を確認
夏休み直前に過去問集を買い、志望学部の出題傾向を確認しました。開始時期は、現役時も浪人時もほぼ同じくらいです。
教育学部文系の受験科目は外国語・国語・社会ですが、私は特に社会(日本史)の学習が不十分だと感じていました。そのため、夏休みは過去問に取り組む前に、基礎をもう一度復習するところから始めました。
夏休み後半から過去問対策
併願校の過去問対策などもあったので、早稲田大学の過去問は夏休みの後半から解き始めました。早慶大に特化した問題集も並行して解きました。
第一志望であった教育学部は、過去問集やインターネット(※1・2)から問題を集め、過去7年分解きました。そのなかで特に日本史と国語は、出題傾向が似ている他大学(立命館大学など)の過去問も解きました。
- ※1 早稲田大学の過去問は、早稲田大学HP「過去の入試問題」に掲載されています。
- ※2 河合塾講師による「早稲田大学の過去問解答例・分析」はこちらからご覧いただけます。
解く順番としては、最近年度のものから解いていくと、最新の出題傾向がわかるのでおすすめです。また、あまりさかのぼりすぎると、出題形式が異なる場合もあるので注意が必要です。
早稲田大学の文学部も受験しましたが、そちらは3教科3年分やりました。出題形式が違い、文学部には英作文があったので対策に苦労しました。
過去問を解く際にした工夫
有名な過去問集は、文字が小さくてページ数もかなりあるので、英語の長文などは見ただけで難しく感じがちでした。そこで私は、拡大コピーをして解くようにしていました。見開きB4からA3サイズくらいが見やすく、解きやすいのでおすすめです。ただし、コピーは自分だけで使うようにしましょう。
過去問の復習の仕方
過去問集に載っている問題は、同学部で再び出題されることはかなり珍しいと思います。ですので、答えを間違えてしまってもあまり気にせず、「これが本番でなくてラッキー」だと気楽に考え、その問題だけではなく、分野全体の復習をするのが効果的だと思います。
復習は、まず過去問の解説を読み込み、そのあとで問題集をやっていました。また、意味がすぐに思い出せなかった英単語や間違えた漢字を書き出していましたが、解いていくうちにかなりの数になり、試験直前期にとても役立ちました。
最後に
過去問に取り組む際は、時間や環境などをできる限り本番の試験と同じような条件にして、最後まで解ききるとよいと思います。何度も過去問でリハーサルを繰り返して見つけた時間配分や解きやすい順番などは、受験勉強の成果と同じくらい本番で役立ちます。
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