早大合格者の過去問活用法(文系・社会科学部)
早大入試
全訳や解説できるまで丁寧に復習
- S.A さん
- 社会科学部
東京都 世田谷学園高校 出身
2012年度 河合塾 新宿校 在籍
初めて解いた時期
私は高校3年生の5月くらいに、志望校と今の自分の距離を測るために一度だけ、英語と国語のみ早稲田大学の過去問を解きました。本格的に取り組み始めたのは9月頃です。
過去問を解ける地力が付いてくるのは夏休み明けです。これよりも前に解いても、ほとんどの人にとってはあまり意味のない行為になってしまうと思います。
何年分解いたか
基本的に過去問集に収録されている年数の問題は、すべて解くようにしていました。問題を解くごとに、その大学・学部の傾向が理解できていくのは事実です。
なるべく妥協せずにたくさんの過去問を解いて、その大学の傾向を把握し、時間配分をマスターするようにしましょう。
重点的に取り組んだ時期、1日に解く量
冬になる頃には、ひたすら過去問を解き続けていた記憶があります。
英語は制限時間を設定して、大問を1日2題は必ず解くようにしていました。英語は復習に時間がかかるので、1年分を一気に解くと、その日は英語しか勉強できなかったり復習の精度が落ちたりしてしまいがちです。
1日になるべくバランスよく各科目の勉強をするためにも、1日に1年分解いてしまうことは避けた方がよいと思います。やるにしても、できるだけ休日などの時間がある日にしましょう。
国語は休みの日に必ず1年分解いていました。世界史は、他の科目に比べて過去問を解く際の負担が軽いので、気分転換に解くことが多く、解く曜日などは決めていませんでした。
どのように復習したか
英語
間違えた問題の解説を読むだけでなく、英文をすべて自力で訳せるようにしました。また、速読の訓練のために、英文を読みながら頭の中でその内容をイメージできるようになるまで、何度も音読していました。
国語
解答そのものよりも、その解答に至るプロセスが大事です。そのため、なぜその答えになるのかを解説を見ずに人に説明できるようになることをめざして、復習するようにしていました。
世界史
間違えた問題や新しく知った出来事などは、小さめのノートに随時書き込みました。それを常に持ち歩いて、空いた時間などに読むようにしていました。このノートには、知らなかった英単語や古文単語も書き込んでいました。
過去問は解いただけでは、まったく意味がありません。できる限り丁寧に復習することで多くのことを吸収し、自分に合った時間配分を模索していくことが大切です。
秋以降になると本番が近付いてきていることに焦り、予備校の講義の復習などを疎かにして、過去問にとらわれてしまう人がたまに出てきます。しかし、そんなことをしていても逆効果です。
過去問集などに載っている過去問の解説はあまり詳しいものではなく、予備校講師の解説には遠く及びません。焦らずに予備校の講義の復習もしっかりと行いましょう。得られるものはきっと多いはずです。
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