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早大合格者の過去問活用法(文系・商学部) センター試験
私大入試本番に活きる活用方法

M.I さん
商学部
東京都 高輪高校 出身
2013年度 河合塾 新宿校 在籍
高校グリーンコース

センター試験の位置づけ

私のような私大専願者にとって、センター試験は「受験のチャンスが1回増える」ことと「私大入試の一足先に“本番”を経験する」ことの2つのメリットがあると思います。

「受験のチャンス」は、事前に合格を勝ち取り、足場を固めておくための外せない手段と言えます。早稲田大学そのもののセンター利用入試は国立型の科目設定であり、東京大学志望者を中心としたハイレベルな競争がなされるので厳しいとしても、MARCH(※)ならば文系3科目での受験が可能ですから、不利なく戦うことができます。受験する層も早慶大志望クラスが多いので、適当なレベルと言えるのではないでしょうか。
※ MARCH:明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大

しかしそうは言っても、激しい競争となることに変わりはありません。合格のためには平均しても8割超え、高いところでは9割近くの得点率を要求されます。皆さんのマーク式模試の成績と見比べてみれば、リアリティを持ってその厳しさを感じることができるでしょう。

「“本番”を経験する」ことは、試験のプレッシャーを事前に体験しておくために不可欠なものです。本番での緊張は、やはり本番でしか味わえません。
私の場合、センター試験本番で、得意な現代文の文章が、読んでいても頭に入ってこないという初めての経験をしました。そして、普段の勉強での感覚が鈍り、選択肢に振り回されて情けない思いをしました。

けれども「こういうこともあるんだ」と知ったおかげで、その後の私大入試では初めから覚悟を持って文章を読むことができ、冷静に乗り切ることができました。わざわざ受験料を払って受けるのです。感覚まで、雰囲気まで、すべてをつかみとって以後に役立てましょう。

対策開始時期

センター試験の過去問を解き始める時期については、私の場合は「年が明けてから」でした。9月からはひたすら早稲田大学の過去問をメインに取り組み、12月の下旬から大晦日まではキッチリ併願大対策に割いていましたので、実際に始めたのは1月2日からです。

優先するのは、あくまで私大一般入試の対策であるべきですので、長期間かけて対策を立てる必要はありません。大半の受験生は、年間を通して複数回、センター試験の形式に合わせて作られたマーク式模試を受験しています。その受験や復習をしっかり行っていれば、センター対策の積み重ねになっていますので、直前期に時間をかけなくて済みます。

解き方の流れや戦略はすでに大体イメージできているはずです。直前期にはそれを過去問という実践の場に当てはめて、磨きをかけるだけでよいのです。

解いた分量とおすすめ問題集

年が明けてからセンター試験本番まで約2週間。この間に英語は10年分(2000~2009年度)、国語は6年分(2004~2009)、日本史は3年分(2007~2009)をこなしました。本試験のみならず追試験の分も取り組んだため、実際にはその倍です。直前2年分(2011、2012)は、過去にセンター試験同日体験イベントなどで解いたことがありましたので、その前年度分(2010)を残しておき、本番前日に予行として取り組みました。

センター試験の問題は決して難しいものではありませんし、本番を直前に控えた年明けの段階であれば、それほど時間もかからないと思います。誤答による見直し箇所も少なくなるため、これらの分量をこの程度の期間で十分にこなすことができます。

リスニングについても、過去問の音声を聞くことができる教学社のホームページを利用しながら、おろそかにすることなくしっかり取り組みました。
解説の充実度という点から、センター試験の過去問題集は『大学入試センター試験過去問レビュー(英語)』(河合出版)、いわゆる「黒本」を使うことをおすすめします。
マーク式模試の解説と同様に、プロの講師によって一問一問丁寧に説明されているため、非常に使いやすいです。

過去に遡るメリット

センター試験の過去問題集1冊には、膨大な量が掲載されています。そのため、過去に遡れば遡るほど形式が近年のものとは異なる科目もあります。

たとえば英語ですと、近年出題される発音問題といえばアクセントの位置などを問うものが主流ですが、以前は長年に渡り「発音強勢」の問題が冒頭に出題されていました。一文の中でどの部分を強く読むかを問う問題です。
このような問題は近年、早大教育学部において出題されているものでしたので、センター試験では出題されないと思いつつもあえて意識しながら取り組みました。発音強勢については対策する機会が極端に少ないので、教育学部の受験を考えている場合は、センター試験の過去問を解いてコツをつかむとよいでしょう。

また、国語でも過去に遡るメリットがあります。近年、古文では擬古物語といった読みやすい文章の出題が続いていましたが、2014年度入試では「源氏物語」が出題されて周囲を驚かせました。過去に遡れば遡るほど、源氏物語のような出典の作品も散見されていましたので、遡って対策をしていた私には決して意外には感じられませんでした。

今まで皆さんが受けてきた予備校主催のマーク式模試だけでセンター対策が十分かというと、そうではありません。なぜなら模試は、近年の傾向を中心に問題が作られているからです。しかし本番では、2014年度英語第3問B(不要文選択)のように、出題者が新傾向を仕掛けてくる場合もあります。
そこで、直近数年分の過去問に踊らされない力をつけていただきたいと思います。センター試験であれば、それは十分可能です。こうした「不測の事態に対処する」備えや経験そのものが、真の勝負である私大入試にも活きてきます。

早大塾に掲載されている他の「過去問活用法」も参考に、私大入試までの“通過点”としてのセンター試験への取り組み方を、皆さんにも考えてみてほしいと思います。

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