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早大合格者の過去問活用法(文系・商学部) 併願大入試
出題傾向を確認し、年内に完成

M.I さん
商学部
東京都 高輪高校 出身
2013年度 河合塾 新宿校 在籍
高校グリーンコース

併願大

「早大入試」を主軸に据えたとき、「併願大」の捉え方には2種類あります。1つは、「早慶上智」と称されるような、早稲田大と同程度のレベルにある最難関私大の併願。もう1つは、「MARCH(※1)」といった、早大志望者から見ていわゆる実力相応校とされる難関私大の併願です(「日東駒専(※2)」などの安全校も同様)。
今回はこの2つに分けて、併願大対策について考えていきたいと思います。

  • ※1 MARCH:明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大
  • ※2 日東駒専:日本大・東洋大・駒澤大・専修大

私の場合、対策のメインはあくまで早大6学部でしたので、早大対策との位置関係を目安に、併願大対策に取り組んでいました。たとえば慶應義塾大であれば早稲田大と一緒に、また明治大・立教大であれば早稲田大の過去問演習が一通り終わった12月上旬から始め、年内の完成をめざしました。
年明け後はすぐにセンター対策に移れるよう、併願大対策を仕上げておくことが重要です。

挑戦校(慶應義塾大)

先に触れたとおり、早大対策の中に織り込みながら取り組みました(特に英語長文など)。慶大入試で特徴的なのはやはり小論文ですが、こちらは河合塾でレギュラーの講座「早慶・国公立大小論文(社会科学系)」を受講していたため、本番直前に何本か書いてみた程度でした。

このように慶大入試では小論文はありますが「国語」としての対策が不要なため、その分負担が減り、早大入試の対策に専念することができました。
こうした意味でも慶應義塾大は併願しやすいため、小論文に怯えることなく積極的な受験をおすすめします。

なお慶應義塾大の日本史は、早稲田大に比べ素直な出題で解きやすいです。しかし、近現代史の出題が中心となる経済学部などのように、学部によって特殊な対策が必要なこともあります。私が受験した法学部では特にそのような必要がなありませんでしたので、比較的手軽に受験することができました。
ただし、選択肢の量は膨大です。このような早稲田大と顕著に異なる点を意識して、演習するようにしていました。

実力相応校(明治大・立教大)

このレベルの大学を受験する目的は、人によって異なってくることでしょう。もちろん通いたいと思って挑戦する受験生もいれば、あくまで早大入試の練習の場として捉える受験生もいると思います。私は後者の立場でしたので、対策にそれほど多くの時間は割きませんでした。

ここで、お世話になった担当チューター(進学アドバイザー)のアドバイスをご紹介します。それは、「明治大の過去問を解き始めたのは大晦日からだった」というもの。一方で「できれば年内に終わらせておくことを目標にすべき」とも言われました。早稲田大志望で実際に明治大に合格されている方の生の声でしたので、とても重みがありました。

私は早稲田大の過去問に9月初旬から取り組みました。受験する6学部を中心に全体で7年分――そのうち直前の予行に使う最新2年分を除く5年分をまず仕上げることが目標でした。
結果、早大対策に12月上旬までかかり、以降は一気に併願大対策へシフトしました。そして、チューターが取り組み始めた大晦日までに、一応の完成を見ました。
この時期は冬期講習の時期にも当たり、その予習・復習にも時間を取られがちですので、分量的に重い早大対策よりも向いていたように感じます。分量としては、全学部全科目とも3年分ずつを目安に取り組みました。

英語

MARCHの英語で注意すべきは、「意外と分量が多い」ことです。早大入試に比べると、内容面でははるかに簡単で読みやすいのですが、それなりの文章量があります。1題あたり1,000wordsを超える超長文の出題は、早稲田大ですと法・国教ぐらいですが、明治大・立教大などではごく普通です。

ゆえに、早大過去問では対策しづらい「集中力の持続」という部分がカギになってきます。ただし、文章全体に関わる抽象的な設問が多い早大英語と異なり、部分、部分に留まる設問が多いので、下線のたびに解いておけば負担は減ります。

国語

まず、文学部系統を除き漢文の出題がないことに注意しましょう。早大入試ではごくごく標準的に出題される漢文ですが、MARCHでは学部によって範囲が分かれ、漢文の出題もないことが多いです。
大学のホームページなどで要項を確認し、範囲をきちんと押さえておく必要があります。

本文の文章量は特に短くもなく長くもありませんが、それぞれの設問に登場する選択肢は早稲田大ほど複雑なものではないため、とても対応しやすいです。普段からの早大対策で培ってきた読解力が活きてきます。

日本史

受験生に考えさせ、思考力を問うタイプの早大入試と異なり、MARCHでは知識だけで解ける「一問一答型」の出題が多く、単純に知っているか知らないかの世界です。一般的な四択問題であれ空所補充問題であれ、早稲田大学と異なり単語を選ばせる設問が中心になっています。
出題内容はやはり基本的な事柄が多いですが、たまに難しい漢字を記述で問われたり、細かい年号を1年単位のレベルで問われたりするため(もちろんあくまで重要年代ですが)、意識しておくとよいと思います。

取り組む時期・姿勢

総じて言えることは、とにかく普段から早大レベルの対策をこなしていれば十分対応は可能ですし、時間もかからないということです。焦る必要はまったくありません。スタートは12月でも間に合います。
とはいえ先ほども触れた通り、やはり年内に一通り終えておくのが理想です。年明けからはすぐにセンター試験対策へと移っていく流れを作るためにも、まずは年内に一通り終えることをめざしましょう。

また、1月に入ると本格化する出願に向けて、自分と問題との相性も見ておく必要があります。たとえば私の場合、明治大の受験を初日にするのは、やや躊躇したため、最初の受験校に安全校である成蹊大を検討しました。しかし過去問を解いたところ、すんなりいかなかったので結局出願しませんでした。
このように、どのレベルまで併願すべきか迷った場合にも、過去問にあたることはおすすめです。

「実力相応校」などと呼ばれていますが、実際のところMARCHの壁は高いです。偏差値表において早稲田大と紙一重の差しかない学部もあります。私自身、受験校検討の段階で予想外の高さに驚きました。
焦る必要はないとはいえ、油断は決して許されません。力の入れ具合は考えつつもやるべきことはやる、という姿勢が求められます。
やるべきこととは何なのか、そしていつ頃取り組めばよいのか、記事の内容も参考に各自で考えてみましょう。

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