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早大合格者の過去問活用法(文系・商学部) 早大入試
分析・演習し早大入試に精通

英語

長文は大問ごとに解く

英語の過去問に取り組む際には、大問単位で固めて解くことをおすすめします。特に長文の場合は、それぞれの大問に出題者の意図や傾向が強く表れています。そのため、年度ごとに大問を並べて比較していけば、それらの変化を肌で感じ取ることができるからです。
合格のためには、それほどまでに「早大入試に精通する」ことが求められます。

長文以外の分野の取り組み

入試問題としての比重はいずれの学部でもそれほど大きくありませんが、対策は必要です。早稲田大学の場合、「文法・語彙」「会話文」「英作文」の3つに大きく分かれます(国際教養学部の場合は、さらに「リスニング」も加わってきます)。

これらは文法や語法の総点検が終わった後に大学別模試(早大・慶大オープンなど)に向けて、同じ分野の問題を各学部から集めてきて、まとめて解くのがよいでしょう。

特筆したいのは会話問題。取り組む順番としては、文構→文→商→政経→教育がおすすめです。いかに会話問題=文法問題であるかがわかると思います(特に文・文構)。
会話の流れをイメージすることももちろん大切ですが、解答の根拠となる文法事項がやはり必ず存在するのです。その判断の仕方を、過去問演習の中でつかんでほしいと思います。また、早大・教育と慶大・法の会話文問題は、長文1題に匹敵する比重があるので注意してください。

ちなみに、『早稲田の英語』(教学社)であれば分野別に整理された良質な問題が手に入りますので、活用してみるのもよいでしょう。傾向を細かく分析したうえで、解説も詳しく掲載されています。
ただし、この問題集に安易に頼るのではなく、それぞれの入試問題の中でどのように出題されているのかを把握するためにも、一度は直接、過去問に当たることをおすすめします。

時間配分

はじめのうちは、時間配分をそう心配する必要はありません。というのも、時間内になんとか解き終わるようになるのは直前期でやっとです。もちろん、普段から目安となる時間を意識する必要はありますが、まずは着実に“解いていく”作業に重点を置きましょう。

私は、目安となる時間を自力で判断できませんでしたので、早大英語における時間配分の一例を示したウェブサイトの情報も参考にしながら取り組んでいました。

たとえば10月に取り組んだ文・文構では、次のような時間配分を目安に解くようにしていました。

I 読  解/空所補充
(語句)
計 10分(A 5分 B 5分)
II 読  解/内容一致 計 25分(A 4分 B 8分 C 13分)
III 読  解/空所補充
(英文)
計 20~25分
IV 会話文/空所補充 計 5~10分
V 英作文/一文要約 計 15~20分

各大問とも、ある程度少なめの時間を設定して、調整を可能にしておくことも大切です。
たとえば商学部では、90分の制限時間内に同程度の比重の問題が5題並べて出題されます。そこで、各大問の目標時間を15分として設定し、つまずいた問題では20分程度かけることにしていました。

しかし、これらの時間配分は「試験当日に」できればよいものであって、秋頃の過去問演習の段階でこなせなくても問題ありません。当時の私も、それぞれの目標時間にプラス5分~10分はみていました。
本番までにはきっと間に合うようになります。とにかく焦らないことが重要です。

国語

現代文の取り組み方

早稲田大学に限らないことですが、私が現代文の過去問に取り組む際に大切にしていたのは、解説を丁寧に読み込むことです。説明の文章が長いうえに回りくどく、読むのが億劫になる現代文の解説ですが、自分の考え方は正しかったのか、間違っていた場合はどこで間違えたのか、思考のプロセスを丁寧に追うように読み込みました。

古文の取り組み方

一方、早大古文はそれぞれの問題の選択肢にある説明も参考にしながら、とにかく文構造や文法に忠実に読むことを心がけました。「内容に振り回されると誤読する」という河合塾講師の口癖のとおり、早大レベルともなると、内容を“空想”すればたやすく誤答肢に引っかかってしまう作りになっているからです。

登場人物の心情を想像するのではなく、常に客観的な立ち位置で文構造に従えば、誰が話していることになるのか正確に判断できます。さらに、どのように解釈すれば前後のつながりに矛盾が生じないのか、といった論理的な思考を重視して取り組んでいました。

時間と出題数・形式

各学部に共通して、早大国語の解答時間にはゆとりがあると思います。2014年度入試は、60分型(商、社学、国教)であれば現代文1題・古文1題、90分型(政経、法、教育)であれば現代文2題・古文1題で、センター試験より余裕が感じられました。 ですので、1題あたり30分程度を目安に、じっくりと時間をかけて取り組んでいました。

ちなみに問題冊子のサイズについて、全科目いずれもベースは見開きA3サイズです。しかし、国語では法・教育のみ、さらに一回り大きいB3サイズでした(2014年度入試の例)。
本番で戸惑うことのないように、事前に知っておくとよいでしょう。

日本史

日本史は知識の整理に重点を置くのではなく、過去問の中で知識整理と思考練習を同時に行いましょう。覚えただけでは点が取れないため、実際に“考える力”を養いつつ、知らない内容を効率よく補強していく必要があります。

早大日本史において特筆すべきは、正誤問題の多さです。複数学部の過去問に取り組めばわかりますが、とにかく選択肢の文章は正しいのか間違っているのか、ひたすら○×をつけていく作業は避けて通れません。
そのレベルは非常に高く、もはや「読解」の域です。だからこそ“考える力”が必要なのです。

前後関係のズレ、固有名詞のすりかえなど、誤りの選択肢にはパターンがあります。過去問に取り組むことにより、最終的には選択肢の書き方にまで敏感になることができます(この書き方は×っぽい、という感覚がつかめるだけでも、はるかに解答しやすくなるのです)。

目標得点率

英語と国語次第ではありますが、合格ラインは7割と考えて過去問に取り組み、本番では8割を狙いましょう。これは、知らない単語の連続で頭が痛くなるような早大日本史のハードルとしては、とてつもなく高い数字です。
私自身も「8割なんかありえない」と考えていましたが、いざ本番になると、それまでの積み重ねが活きてくるので十分可能でした。

全科目に対して言えることですが、直前期どころか、本番当日まで学力は伸び続けます。7割とか8割とかいった数字に踊らされる必要はありません。最後まで自分を信じ、前進し続けることさえできれば、早大入試は必ず突破できます。
そのためのツールとして、過去問は本当に重要です。ここまでの説明はもちろん、以下に掲載する学部別・科目別にみた早大入試の特徴などもぜひ参考にして、対策に役立てていただければ幸いです。

科目別特徴

私が過去問を解いて分析した傾向をまとめたものです。あくまで2014年度時点での私の感想ですが、受験生目線で捉えた傾向としてご覧ください。

学部 科目 傾向
政経 英語 並べ替えが特徴的。文章題での選択肢自体は選びやすい。英作文が重い。
国語 知識>読解。文学史や四字熟語などに重点。読解はそこまで難しくない。
日本史 難。史料問題の嵐。書き取りも難字が多い。加えて百字論述。相当ハード。
英語 量多い。段落要旨のダミーも多い。正誤は細かい。読解以外に細々したものもある。一番大変。
国語 難。扱う文章も高度、設問も高度。読むだけで骨が折れる。末尾に論述もあり厳しい。
日本史 簡単まではいかないが、英・国に比べるとだいぶ楽に感じる。量も時間相応で取り組みやすい。
英語 珍しく知識>読解。内容面では難しくない。記述多い。時間注意。
国語 易(たまに難:09,13年度)。現文・古文とも国語は商からやるべき。
日本史 難。「2つ選べ」で完答がネック。記述は楽。論述もある。時間注意。
教育 英語 内容、設問ともに易。会話問題だけ要注意(文章題と同程度の比重のため)。
国語 やや易(例外もある)。他学部に比べると解きやすい方か。
日本史 難。思考力で対応可能な範囲を超える設問が多い。時間は相応。
英語 知識から読解、脱文挿入まで幅広い。一文要約については丁寧な対策を。
国語 さすがに「文学部」。選択肢を切るのに苦労する。
日本史 文化史が特徴。図入りの設問もある。時間余裕。
文構 英語 知識から読解、脱文挿入まで幅広い。一文要約については丁寧な対策を。
国語 未だ傾向が不安定。柔軟な対応力が求められる。
日本史 正誤は早大日本史の入門問題。 記述も簡単。時間余裕。

科目別難易度

私個人から見た難易度を、それぞれの特徴も踏まえつつランク付けしました(2014年度時点)。
過去問に取り組む順番などを考える際の参考にしてください。

  • 英  語 : 法 › 政経 › 文 ≧ 文構 › 商 › 教育
  • 国  語 : 法 › 文 › 文構 › 政経(やや特殊) › 教育 › 商
  • 日本史 : 政経 › 商=教育 › 法 › 文 ≧ 文構

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