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私の早大受験レポート(文系・商学部) 受験当日の過ごし方
試験中に動揺しても乗り切るコツ

M.I さん
商学部
東京都 高輪高校 出身
2013年度 河合塾 新宿校 在籍
高校グリーンコース

本番当日のスケジュール

  • 試験
  • 自習
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※ 合格者が実際の試験で行った時間配分については『どう解く? 時間配分』に掲載しています。

受験レポート

会場に着くまで

朝はいつもと同じ時間(午前7時)に起きました。試験だからといって早起きしないよう意識していました。すべてにおいて、「普段の状態」と相違ないことが重要です。
頭が働くまでには3時間ほどかかると言われていますが、試験開始は10時頃と比較的遅めです。そのうえ実際の試験時間は、全体で見ると午前より午後の方が長くなっているため、7時でも遅いと思いませんでした。

会場には1時間前には着くようにしていました。立教大の入試当日が大雪になったことがあり、試験開始時刻の繰り下げを想定してぎりぎりに行ったところ、駅から会場までの誘導にかなりの時間を取られました。結局、大教室に着いた最後の2~3人になってしまいました。
以後の早大入試では意識を改め、早めの到着を心がけました。精神的にも周囲を見渡す余裕が生まれ、よかったと思います。

大幅な混雑が予想される高田馬場駅から大学までのバスですが、入試当日は臨時ダイヤでかなりの本数があります。比較的すぐ乗れるので心配ありませんでした。ただし、到着するまでの20分程度、缶詰状態に耐える覚悟は必要です(おそらく東西線も同様です)。

会場に着いてから試験中

試験前

会場には普段から愛用していた教材類を多数持ち込んでいました。英単語・熟語帳、文法問題集、日本史の一問一答などです。
休憩時間も長いため、選択肢を多めに用意しておくのもよいでしょう。無駄なように感じられるかもしれませんが、たくさん持っていることで「いつでも確認できる」という安心感が精神衛生上も役に立ちます。

多めの教材を持ち込む行為と矛盾しますが、試験会場での勉強は一種の悪あがきにすぎません。そこまで重要とは考えていなかったので、とりあえず単語帳を開いたり、まとめプリントなどを確認したりしていましたが、これといって明確な方針はありませんでした。
ただし国語の試験前は、直前講習早大国語で扱った現代文の文章などを読み、頭の地ならしをしていました。「開始後にいきなり難解な文章に飛び込むより、復習を含め何度も読んで理解した馴染みの文章に触れておいた方が取り組みやすくなる」と講師にアドバイスされたからです。

また、直前15分は過去問を見ていました(特に英語)。問題数や時間配分を中心に丁寧に確認しながら、ぎりぎりまでイメージトレーニングを繰り返し、戦略立てしておくことが重要です。

試験中

本番だけでなく模試などでも言えることですが、周囲を気にしない力も必要だと感じました。他人より進んでいようと遅れていようと、周りを見ることは焦る原因にしかなりません。
とにかく落ち着くこと。余裕を持ってある意味“ダラダラ”やろうとすることが理想です。それでも精神は十分緊張しているので、そう意識するくらいでちょうどよくなります。

早大入試一発目だった文構では、英語で厳しい体験をしました。過去問演習で立てた作戦どおり、まず一文要約(大問V)を終えた後、核となる英文の空所補充(大問III)問題から取り組みましたが、これがまったくわからない。講師からも「合格者は必ず、この大問で満点を取ってくる」と繰り返し言われていたため、かなり焦りました。
うまくかみ合わないまま、迫る時間。無理やり解答自体は出したものの、動揺したまま他の問題に移ったところで、やはり冷静に解けるはずもありません。
実際に自己採点では4割を切り、後味の悪さがそのまま数字に出てしまいました。

それでも、文構には合格しました。英語が終わった直後、昼休みの時間帯は「これが早大入試か」という現実に頭を鈍器で殴られたような呆然とする感覚しかありませんでした。
しかし、次の科目で気持ちを切り替えられたことが大きかったのでしょう。いざ国語の試験が始まると、意外に文章がすんなりと頭に入ってきました。文章の世界に引きずり込まれることで、精神が落ち着いたのもあるかもしれません。
以後の日本史の試験にもよい形でつなげることができ、「国語と日本史だけで受かった」ことが明白な体験でした。

試験の合間

入試本番は模試とは異なり、休憩時間がとても長いです。基本的には席に座っていて、次の試験科目の勉強をするというオーソドックスな過ごし方をしていました。特に方針はなく、やはり直前15分の過去問を見る時間だけは大切にしていました。

試験終了後

早大より前に行われた併願大入試の時期は、試験後に自習室へ行っていました。試験自体の重さも早大ほどではないので、体力的にも可能でした。当日の出題内容の復習から、翌日以降の試験に向けた傾向対策をやったり、オーソドックスな暗記の確認に取り組んだりといった内容です。
ただ、連続日程が過密な早大入試では体を休めることを優先し、帰ったらまず横になって好きなように過ごしていました。一日頑張ったのだから焦ることはありません。この程度の休憩はむしろ「必要なもの」です。安心してください。

夜には、まとまって時間が取れることもありましたが、あまり重い勉強はしませんでした(それだけの元気もありませんでした)。机に向かうのではなく、横になって単語帳や熟語帳を見ていることが多かったです。
文化史が狙われやすい文・文構の前日には、一問一答の文化史を集中的に取り組みました。自分なりの過去問研究で知り得た傾向をしっかりと意識し、軽い中にも次の試験に直結する内容を臨機応変にこなすことが大切と言えます。

寝る時刻は普段と同じでした。早寝をする必要はありませんが、ここまできて遅くまで勉強する意味もあまりないです。割り切ることも大事。しっかりと寝て、翌日の試験なり試験対策の自習なりにつなげていくことを最優先に考えていました。

本番当日のアドバイス

普段どおりに過ごす

気負わないこと、に尽きると思います。「試験当日だから」ということで、どうしても何か特別なことをやりたくなってしまう。早起きしようとか、いよいよ本番というプレッシャーで緊張するとか。そうではなくて、普段どおりに過ごせばよいのです。

本番当日を「特別な日」にしない努力こそが求められます。裏を返せば、本番当日の動きから逆算して、普段を過ごす必要があるわけです。たとえば、勉強する時間帯を「英語は午前中・国語は昼過ぎ・地歴は夕方」に取り組むクセをつけるなど、工夫の仕方はたくさんあります。

※参考までに、早稲田大学の2014年度入試の時間割を記載しておきます。
国語90分型:英語10:00-11:30 国語13:00-14:30 地歴15:30-16:30
国語60分型:英語10:00-11:30 国語13:00-14:00 地歴15:00-16:00

ハプニングが起こったら

普段どおりに過ごしていても、予想外のことが起こることもあります。私は、文学部の受験会場でハプニングに見舞われました。
前の席に変わった人が座ったのです。着席後に奇声を発するなど、とにかく様子がおかしい。試験開始の合図がある前に問題を解き始めたり、答えを机に書き始めたりします。頭は常に上下に動いていて、とてつもないやりにくさを感じました。

よりによって、なぜ自分の前の席なのか。ここで「これはもう文学部はダメかな」と思って開き直り、ダラダラと問題を解き始めました。普通、ダラダラ解いたら時計の進みが速く感じられるはずですが、ダラダラ解いてもダラダラ解いた分だけの時間しか進んでいないことに改めて気づきました。しかも、焦りを感じずに落ち着いたまま時間配分通りに解ける。「これはいけるかも知れない」と感じて以降、冷静に問題を処理できるようになりました。

それまで文構・法・慶應法の3つの入試を終えていましたが、いずれも手ごたえが散々なものでしたので、かなり精神的に辛いものがありました。ところがこの不思議な人をきっかけに、落ち着いて試験に臨むコツをつかんだともいうべきか、その後の試験は圧倒的に取り組みやすくなりました。

このように試験会場では、どんなハプニングが待っているかわかりません。それに冷静に対処し、できればプラスの方向へ持っていくきっかけにできるように、頑張ってみてほしいと思います。

試験終了後の過ごし方

試験が終わって帰宅したら、無理に勉強するのはやめましょう。もちろん、余力があるならやった方がよいに決まっていますが、あれだけ頭を使う早大入試を丸一日こなしてきた事実を認識してください。 まずは休憩から入って、夕飯などをはさみ、余力があったら“横になって”暗記モノを確認するくらいで十分です。

最後の悪あがきという貪欲さは大事ですが、本当の力の差は今までの蓄積から出てきます。当日や前日に無理をすることには、何の意味もありません。ですからとにかく焦らずに、のんびりと過ごしてください。

ライバルに差をつける準備

その他、事前に知っておくと役立つかも知れない豆知識を挙げて締めくくります。それは、過去問題集等ではあまり目にしない、解答用紙についてです。
まず、マーク式と記述式の2種類があります。この解答用紙には“試験開始の合図が出てから”受験番号と名前を“2か所”書くきまりとなっています(2014年度入試)。
わずかとはいえ、記入時間も試験時間のうちです。事前にどのようなものか知っておくだけでも余裕が生まれます。

早稲田大学入試センター「過去の入試問題」にて、学部と科目によっては解答用紙の形式も確認することができるため、過去問演習の際に見ておけばよかったと後になって思いました。入念な準備により小さな余裕を持っておくことも、ライバルに差をつけるポイントです。

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